私と家人からの義母へのクリスマスプレゼント。
春になったら一緒に出かけて、どこかで食事でも、
そんな「お出かけ券」。
外出にちょうどいい暖かい日が続き、
そろそろ「券」の使い時じゃないかと義母を誘い。
義母は親友を食事に招待したいとのことで、
彼女も一緒に、4人でドライブ。
前日に急いで行き先を決める。
ワインの産地で有名なKaiserstuhl(カイザーシュトゥール)。
我々はもちろん、義母たちもワインは大好き。
おいしいワインのあるところ、おいしい料理あり。
地域としては、じゃあ、カイザーシュトゥールへということに。
レストランを決めるのは私の仕事。
地図をじーっと眺め、まずはVogtburgという地区を選ぶ。
特に根拠はなく、もう、勘だけ。
で、人気のあるレストランを何軒か見つけ、
ネットの評価などは一切無視し、
一軒ずつ個別のウェブサイトでメニューを吟味。
時間があるときは、私も結構がんばる。
ワインが1杯ずつ3種類ついて、
前菜、サラダ、スープ、メイン、デザートで42ユーロ50セント。
そんなお得感のあるセットを出すレストランを見つけ。
当日。
まずはひたすら南下し、フライブルクの手前でフランス方面へ。
こんな景色が見えてくる。
Achkarrer(アハカラー)という、非常に発音しにくい村に着く。
レストランは、よくある名前の”Krone”。
飲食店としての歴史は、1561年に遡ると言う。
道中もレストランに着いてからも、
義母と友達はずっと喋りっぱなし。
ケラケラキャッキャと楽しそう。
この2人とは気兼ねなく楽に過ごせる。
2年に一度の女性だけの村のカーニバルに行ったり、
私の両親がドイツに来た時にも一緒に一泊旅行したり、
これまでにも楽しい思い出がいっぱい。
レストランはかなり広いにもかかわらず、満席。
活気があって、気分も高まる。
前菜。
サラダの上にポーチドエッグ。
ドイツ語でpochiertes Eiと呼ぶこと、初めて知る。
ちょっと酢の酸味が強かったかな。
生姜の効いた、シュパーゲルのクリームスープ。
牛肩肉のグリル。
変わり種クリームブリュレ3種。
義母へのプレゼントなので、
彼女の反応が気になるところ。
かと言って、彼女は招待されているのに文句など言わない人。
「とってもおいしかった。大満足よ」と。
よかった。
私も大満足。ワインも口に合ったし。
食後、少しだけ村を散歩。
やっとクリスマスの約束を果たせてほっとした我々。
でも実は、1年前の誕生日にも一緒にレストランへ行く約束を。
こちらはまだ果たせていないし、
今年の3月の誕生日プレゼントに至っては、
「何にしたんだっけ」と家人も私も覚えていない始末。
花束とお菓子だけ持って行って、プレゼントをあげていない可能性も。
なんてことだ。
それにしても、カイザーシュトゥール。
車で通った他の地区も、田舎の町並みが素朴で。
時間ができたら、ひとつずつゆっくり訪れたいけれど。
5年後?10年後?
ドイツ情報
駅前も開発が進んで、大分変わったんでしょうね。私が最後に行った時はまだ、ビルヂングの改装前だった気がします。電気屋さんもたくさんできたり、地下街も変わったとか。
商店街も懐かしいです。ここで良く、トルコアイスやケバブを食べてたなぁ〜と思い出してしまいました。