- 2008年2月 8日 10:22
- その他
日曜日午後6時30分からTBSが放送している「夢の扉」を観ました。すばらしくエコな発想の発明をしている人。
取り上げられたのは速水浩平さん。彼は「振動力発電」を実用化に向けて発明している。「振動力発電」とは「人が歩く時や、自動車が走る時に起こる振動など、世の中の様々な振動を電気に変えるシステム」だとか。とにかくちょっとした振動を与えることで発電させちゃうというもの。ただ問題は振動だけではとても微弱な発電のため、効率良い発電方法と蓄電が今後の課題みたい。それにしても究極にすばらしいクリーンエネルギーですね。人の歩きや車の振動なんて、全く無駄で見過ごされていたエネルギーを有効活用しようと着眼するところがやはり天才なのでしょうか。そもそもこの発想は小学4年生のときだったとか…スゴイ人は始めからスゴイ。
番組で紹介していたのはリモコン。リモコンのボタンを押すことでリモコン自身が発電させる。これが完成すると永久に電池交換の不要なリモコンができちゃう。なんという究極エコなマシン!最近、エネループなどの充電式電池を使うようになり、今まで使っていた普通の電池はなんて無駄なんだと考えさせられていたところ。新動力発電があれば、Wii Fitのバランスボードも電池不要にならないものか?
テレビでは紹介されていなかったけど、JR東京駅で振動力発電「発電床」の実験開始しているらしい。なんでもこの装置で、「乗客が歩く力だけで自動改札機を動かすのが目標」だそうです。今度発電床を駅で探してみようと思う。
速水さんの発明は使う人の意識的な負担はなく発電させる、というのが何よりすばらしいですね。手動式の携帯ラジオ付き懐中電灯みたいに使えるようになるまでものすごくハンドルを回さないといけないものって、やっぱり実用的じゃいし。
自分でも本当の意味で世の役に立てる仕事がしたいと常々願い思案してはいるもの、速水さんには遠く及ばないですね。というか何も出来ていないし・・・。でも彼のような人に頑張っている姿を聞くととても元気が出て、また自分の活力にもなるから、人の善なる思いが他へ与える影響の大きさを痛感しますです(その逆もまた然り)。振動力発電が風力発電や水力発電と同じぐらい世の中に定着するように是非なって欲しいと願っています。
速水さん関係の記事
○株式会社 音力発電
http://www.soundpower.co.jp/
○究極にエコな音力発電を世界に広めたい。
http://www.ekokoro.jp/world/interview/008_hayamizu/
○「参加型」ということ
http://nblog.national.jp/ecologist/02hayami/2007/11/06/
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