- 2008年3月24日 21:16
- 福島
久しぶりに休日らしい過ごし方をしましたですよ。
またまた自転車の登場です。やっと自転車が快適な季節になりましたね。春サイコー。チャリで、近所の南湖(人工湖。日本一大きいらしい?)へ行き、湖を見ながら石のベンチに座って本を読みました。いやぁ~、癒されますね。湖にはまだ白鳥もいて、風が吹くとまだちと寒いです。読んだのは村上春樹の「スプートニクの恋人」です。
そして最近無性に気になっている時代劇ものの映画を見ました。「御法度」大島渚監督。松本大洋の「竹光侍」を読んでから、全く興味が無かった侍モノが気になって仕方ない。といっても歴史には一切興味がないです。チャンバラも。何ででしょう?やっぱり自分としては、悪に心を奪われるというテーマ・設定が結構好きで、まぁ映画は概ね正義と悪の戦いな訳だけど、デビッド・リンチではないけど、直ぐ隣に潜む闇みたいなものが、時代劇にはあるよね。やはり人を斬る刀を侍は持っている訳だから、一歩道を踏み外せば外道(鬼)になれる。映画「五条霊戦記」で鬼と呼ばれているのは義経。人間の心を無くし悪に徹するそれが鬼。鬼は元々人間な訳だね。つまり誰の心にも鬼はいるんですね。それを呼び覚ますかどうか。通り魔的な犯行をニュースで聞くたびに鬼を思い出します。
話は逸れましたが「御法度」。驚きました。事前情報無しで時代劇を選んで観たので、新撰組のホモ(衆道)モノとはねぇ。自分的には時代劇の設定をとってはいるが、異次元世界の話ぽくてグーでした。主役?の松田龍平の無表情な狂気ぶりもOKでした。ここでも主人公は、死にとりつかれた男的な役で人を斬ることに飢えており、さらに美少年ゆえに隊の仲間から言い寄られる訳だけど、そこには何かニオイがあるんだろうね。常軌を逸しているニオイがね。神田うのが花魁で登場するシーンが一瞬あるんだけど、まさに異次元だね。インパクトある。つうかロボットぽい?
これで原作の司馬遼太郎を読んでみようかと思っています。でも、ダメだろうなぁ。歴史モノは。
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